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心理療法・精神療法について

心理療法・精神療法とは

薬など身体に直接働きかける方法を使わず、話をしたり、話を聞いたりすることで治療する心療内科・精神科独特の方法を、サイコセラピーと言います。これを心理学の世界では心理療法と訳し、精神科医の世界では精神療法と訳しました。心理療法・精神療法には大きく分けてふたつの方向性があります。ひとつは支持的精神療法と言い、治療者は患者さんの話に耳を傾け、共感を示し、サポートします。自分の考えに自信を持てない方や、いろんな考えで混乱している方に向いている治療法です。もうひとつは治療者がもっと積極的に助言する方法で、認知行動療法がその代表です。認知行動療法とは物の考え方、感じ方、行動の習慣を変えるための集中的な指導を受ける治療法です。他にもさまざまな方法による心理療法・精神療法があり、それぞれが支持的な方向性と指導的な方向性を少しずつ加味しています。無意識の心の動きを操作する精神分析的精神療法などがその代表です。

当院でおこなう心理療法・精神療法とは

支持的精神療法は医師が行う精神療法の基本であり、当院でもすべての患者さんが受けることになります。薬物療法との併用もよく行われます。うつ病や不安障害では特に重要な治療です。認知行動療法はうつ病やパニック障害で薬物療法に匹敵する効果があると証明されていますが、健康保険に適用がないこともあり、当院では本来の集中的な方法は行っていません。しかし、認知行動療法の考え方に基づいた助言をして、患者さんの自主的な回復の手助けをしています。つまり、患者さんの状況によって指導的な方向性も取り入れるようにしています。精神分析的精神療法などのエッセンスも必要に応じて取り入れています。また、臨床心理士によるカウンセリングも医師の精神療法とは別に行っています。